はじめての商品開発|企画から量産までの具体的な流れ

現場経験を持つプロダクトデザイナーが、企画から量産まで伴走支援します。

はじめに

はじめて商品開発に取り組むとき、「アイデアはあるけれど、どう試作・量産に進めばいいかわからない」「どこにデザイン依頼すればいいか決められない」といった悩みが浮かぶことはありませんか?
本記事では、企画段階から量産に至るまで、初心者の方でも理解しやすい形で商品開発の流れを解説します。実際にプロジェクトを手がけてきた経験をふまえながら、「これだけは押さえておきたい」ポイントをわかりやすくまとめました。
メーカーとプロダクトデザイン事務所で培ってきた経験を活かし、商品企画から量産まで幅広いサポートを行います。一緒に楽しみながらモノづくりをしましょう!

1. 商品開発に入る前に押さえたい基礎知識

商品開発をスムーズに進めるうえでは、依頼先の選定費用相場見積方法支払い条件などをあらかじめ把握しておくことが不可欠です。何も知らずに開発プロセスに飛び込むと、後々予算オーバー大幅な納期遅れを招きやすいからです。
まずは以下の関連ページで、基礎知識を整理してみるのがおすすめです。

1-1. 「はじめてのデザイン依頼|失敗しない依頼先の選び方と費用相場」

商品開発を外注する場合、最初に気になるのが「どこに頼むの?」「いくらくらいかかるの?」という部分だと思います。以下の記事では、依頼先の選び方や費用感をまとめています。
  • 主な内容
    • 個人デザイナー・デザイン事務所・大手デザイン会社など、依頼先の種類と特徴を比較。
    • 費用相場の目安や、よくある失敗例・成功例を通して「自社に合った選び方」のポイントを解説。
  • この記事を読むメリット
    • どこに頼めば良いかを迷わず決定できるようになる。
    • コストを抑えつつ、デザイン品質を確保するための調整方法がわかる。

1-2. 「はじめてのプロダクトデザイン依頼と見積|初心者安心のステップガイド」

初めてだと見積の取り方や依頼のステップがわからなくても当然です。以下の記事で、一連の流れを初心者向けに紹介しています。
  • 主な内容
    • デザインを外注するときに必要な情報整理予算設定見積の比較ポイントなどを、初心者にもわかるようステップごとに解説。
    • 依頼前に準備しておくと便利なチェックリストも紹介。
  • この記事を読むメリット
    • 見積の内訳が理解でき、追加費用が発生しにくい外注がしやすくなる。
    • 「提案のボリューム」「試作の有無」など、費用が変動する要因を把握しやすい。

1-3. 「はじめてのプロダクトデザイン支払い方法ガイド|最適なプランを選ぶには?」

前払い・後払い・分割払い・ロイヤリティなど、意外と知られていない支払い方法が複数あります。
  • 主な内容
    • 前払い/後払い/分割払い/ロイヤリティ/定額払いなど、多様な支払い形態をそれぞれ解説。
    • プロジェクト規模や自社のキャッシュフローに合わせた、最適な契約形態を提案。
  • この記事を読むメリット
    • 資金繰りリスク管理を踏まえた最適な支払い方法を検討できる。
    • 依頼先との契約をスムーズに進められるようになり、トラブルを事前に防げる。
 
これらの基礎知識をあらかじめ身につけておけば、商品開発の流れに入ったときに「こんなはずじゃなかった…」という事態を大幅に減らせます。

2. 商品開発におけるプロダクトデザインの重要性

プロダクトデザインとは?

商品開発の中で、プロダクトデザインは単なる「見た目」を作るだけではなく、製品の価値を形作る重要な要素です。デザインは商品の使いやすさや機能性、そして製造工程における効率性にも大きく関わっています。 ユーザーにとって魅力的で、メーカーにとって実現可能なデザインが重要です。

なぜプロダクトデザインが重要なのか?

  1. 第一印象となるデザインはその良し悪しが消費者の購入意欲に直結します。
  1. 独自性のあるデザインが、消費者に選ばれる理由を作ります。
  1. ユーザーが満足する使いやすくて便利なデザインは、リピーターを生み出します。
  1. 一貫したデザインでブランドイメージを強化し、競合と差別化できます。
  1. 製造工程を考慮したデザインは無駄を省き、コストを最適化します。

3. 私の強みと特徴

私の強みは、工業を学んだ背景とロジカルなアプローチです。 多くのプロダクトデザイナーが美術やデザインを学んでこの分野に進む中で、僕は工業分野で学び、製造現場にも関わってきました。 そのため、単に「デザインが美しい」というだけでなく、製造現場での実現可能性やコスト面もしっかり考慮したデザインを提案することを心掛けています。
 
また、商品開発は感覚だけで進めるものではなく、ロジカルに考えることも大切です。 アイデアから量産まで、どの段階でも論理的に進めることができる点も、私の強みの一つです。
 
「こんなこと頼んで大丈夫かな?」と思った時こそ、ぜひ気軽にご相談ください。 どんな小さな疑問や不安も、一緒に解決していきましょう。

4. 商品開発とは? 基本のキ

商品開発とは、「こんなものがあったらいいな」というアイデアを具体的に作り上げ、最終的に市場に送り出すプロセスです。大まかに分けると、以下のステップを経ることが多いです。
  1. 企画・アイデア出し
  1. デザイン・設計
  1. 試作とテスト
  1. 量産準備と製造
それぞれを順番に押さえておけば、初心者でも無理なく進められます。

5. 商品開発の具体的な流れ

5-1. 企画・アイデア出し

まず最初に、商品が解決すべき課題やターゲット市場を明確にし、どんな商品を作るかの方向性を決めることが大切です。この段階では、アイデアを一緒に深掘りし、具体的な商品コンセプトとしてまとめます。ロジカル(論理的)とエモーショナル(感情的)を行ったり来たりしながら楽しみながらカタチにしていきましょう!
コンセプトとデザインについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
  • ターゲット設定:誰に向けて作るのか
  • 市場調査:競合商品があるか、どんなユーザーが望んでいるか
  • コンセプト決定:商品の特徴や魅力をどう打ち出すか

 

5-2. デザイン・設計

コンセプトが決まったら、次はそのコンセプトを実際の形にするためにデザインを進めます。 商品としてどんな形が良いのか、どんな素材を使えばよいのか、製造のしやすさやコスト面も考慮しながら進めていきます。 ロジカルなアプローチでデザイン案を検討しつつ、エモーショナルな要素も残しちゃんと作れるかなと考えながらカタチにしていきます。
  • 見た目や機能の検討:3Dモデリングやスケッチで形を考える
  • 素材選び:プラスチック、金属、木材など、コストや特性を見比べる
  • 使いやすさ:実際に使うシーンをイメージして操作性を重視

5-3. 試作とテスト

デザインが固まったら、次に設計を行い、試作を作成します。 実際に使用感や見た目をチェックし、改善点を見つけてさらに完成度を高めていきます。 1回の設計で終わるということはほとんどありません。 設計と試作を何度も繰り返すことで、商品が理想の形に近づいていきます。
  • 試作品を作る:小ロットや簡易モデルでまずはチェック
  • ユーザーテスト:使い勝手やデザインの印象をフィードバック
  • 再設計:問題点を洗い出し、改善を重ねる

5-4. 量産準備と製造

最終的なデザインが決まったら、量産に向けた準備を進めます。 製造業者とのやり取り、コスト管理、品質管理をサポートし、スムーズに量産へと進めるようにお手伝いします。
  • 工場との連携:コストやスケジュールをすり合わせ
  • 品質管理:不良品やトラブルを防止する仕組みづくり
  • 量産スタート:最終OKが出たら本格的に製造開始

6. お手伝いできること

お手伝いできる商品開発の内容は以下の通りです。
  • 商品企画・市場調査・ターゲット分析
    • 初期段階から製品コンセプトを定義し、価値を見出すサポート。
  • プロダクトデザイン全般
    • 外観や機能的な部分を含め、幅広くデザイン案を提案。
  • 試作設計・試作手配
    • 必要に応じて協力会社と連携し、スムーズに試作品を製作。
  • パッケージデザイン・プロモーション用3D動画
    • 完成品を魅力的に見せるためのコンテンツ制作も対応可能。
  • 量産サポート
    • 工場選定・コスト管理・品質チェックなど、製造現場との連携をバックアップ。
 
どの段階でも、何でもお気軽にご相談下さい! 正直にお伝えすると機能性や耐久性を考慮した詳細設計は私一人では難しい部分もありますが、その場合は協力会社と連携し、ご提案させていただくことも可能です。
 
他にも、私が直接対応できないことでも、窓口としてチームでサポートすることができますので、どんなご要望でもお気軽にお申し付けください。

7. 商品開発を進めるうえで大事なこと

商品開発は、「ひとりのアイデア」だけで完結するものではありません。 企画担当者デザイナー製造現場エンドユーザーといった複数の視点をうまく束ねる必要があります。
 
  • ユーザー視点を大切に:実際に使う人の声を定期的に取り入れ、満足度を高める。
  • 市場ニーズを的確にとらえる:同じような製品が既にあるなら、どう差別化するのか?
  • 現実的な実現可能性:コストと品質、量産ラインとの相性を念頭に置いて設計する。
  • PDCAの継続:試作で得たフィードバックを積極的に再設計に活かす。
 
これらを一緒に考え、商品開発を進めていけたらと思っています。

7. おわりに

商品開発は一人で進めるものではなく、チームとして協力しながら進めていくものです。 アイデアを実現するためのサポートを全力で行います。 「こんなこと相談してもいいかな?」と思った時こそ、ぜひお気軽に声をかけてください。 どんな小さなことでも、一緒に考え、解決していきましょう。
 
アイデアが形になる瞬間を一緒に作り上げていけることを楽しみにしています!

ご相談やお見積りのご依頼は、お気軽にご連絡ください。

具体的な課題やお悩みをお聞かせいただければ、最適なサポートをご提案いたします。